なぜ乾燥肌になるの?

序文でも記述しましたが、乾燥肌とは、肌表面の皮脂が少なく、肌内部に水分を保持する成分が体質的に少ない人のお肌を指します。つまりカラカラの状態ですね。強い日照りのせいで干ばつした地面のような状態…といえばイメージしやすいでしょうか。

では、人はなぜ乾燥肌になるのか?その原因、理由はさまざまです。

以下に、いくつかの原因を解消法と共に記述しておきます。

●外気の乾燥と湿度低下

まず一番ポピュラーなものとして、空気の乾燥があげられるでしょう。空気が乾燥していると、それだけで肌の水分蒸発してしまいます。冬場は元々 空気が乾燥しやすい季節ですが、それに加えて室内でも暖房を付けているので、外でも中でも肌は乾燥の脅威に晒されることになります。エアコンの長期利用はなるべく控え、加湿器などで室内の湿度を保つようにすることもひとつの解決策ですね。寝る前や外出時に、乳液やスキンクリームを忘れずに塗りましょう。

●新陳代謝能力の低下

肌の入れ替わり周期が正常に機能しなくなると、本来古い角質が剥がれ落ちて新しい肌が出てくるべき場所に、その古い角質が付着したままになり、カサカサ状態になります。また、生理前の二週間は女性ホルモンの影響でお肌の調子が非常にガタつきます。ニキビや極度の乾燥、それにともなう肌荒れに悩まされている女性は多いことでしょう。しかしこればかりはホルモンの問題なので、避けようのないことです。自分の乾燥肌が生理のせいで生じているのか、それとも外部的問題から生じているのか。正しいケアをするためにはそれを見極る必要もあります。たとえば生理の周期が頻繁にずれる人や、数ヶ月来ない人などはその肌荒れ期間が普通よりも長く続いたり、悪化したりすることもありますので、その場合は一度婦人科などで相談してみてもいいかもしれません。

●食事バランス

無理なダイエット、偏食はお肌の大敵です。きちんとした食事を取っていないと、皮膚が必要としている十分な栄養素を届けられなくなり、皮膚にうるおいがなくなってしまいます。そして、乾燥肌になによりも大切なのはビタミンです。このビタミンにも沢山の種類がありますが、特にビタミンAが重要。ビタミンAには皮脂の分泌をコントロールし、お肌のツヤやうるおいを保ち、新陳代謝を正常に保つ働きがあります。ニンジンやカボチャなど緑黄色野菜や椎茸、小松菜などに多くふくまれていますね。また、新陳代を活性化してくれるビタミンB2ビタミンCも大事です。果物に多く含まれていますが、苦手な方はサプリメントなどで補ってもいいでしょう。さらに肌のうるおいにはコラーゲンも深く関係しています。ささみ、じゃがいも、卵、牛乳など、コラーゲン豊富なたんぱく質もきちんとバランスよく採りましょう。

●ストレス

肌の状態は、そのときの精神状態に大きく影響されます。仕事や人間関係のこじれなどで抱えたストレス・睡眠不足・疲労などによって血液の循環が悪くなり、乾燥・肌荒れ・ニキビなどを引き起こすケースもかなり多くあります。しかしこの現代社会でストレスを感じずに日々を生きるのは至難の技でしょう。どんな人でもなにかしらの悩みやストレスは必ず抱えているものです。そこで重要なのは、そのストレスをうまく体外に放出すること。一番手近な方法としては「睡眠」があげられるでしょうか。人は眠っているあいだに肌のメンテナンスをするので、睡眠時間が短いとそれだけ肌も痛みます。寝つきが悪い人は、寝る前に軽い運動をしてみたり、アロマを焚いて精神をリラックスさせてみましょう。

乾燥肌を治すには、やはりまず原因を突き止めることが大事です。

肌は精神の鏡ともいわれています。乾燥しやすい季節だから…と安直に肌荒れの原因を決めつけず、自分の生活リズムを見直してみてください。ストレスを蓄積していたり、偏った食生活や睡眠不足などを続けていれば、いくらスキンケアをしても本来のみずみずしい肌に戻すことは不可能です。それに原因がわかれば、どの改善策を実践すればもいいのかも、自然とわかってきます。きちんとした改善方法で肌に接すれば、肌はすぐに、本来の潤いを取り戻してくれることでしょう。